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ヨー ナポト キバーノク!(こんにちは!) ぱっと思い浮かぶ印象はヨーロッパの一国というハンガリー。ところが人名は日本と同じように苗字・名前の順だったり体には蒙古斑があったりと、どことなくアジアっぽい特徴があります。それもそのはず、ハンガリー人(マジャール人)は遥か昔、ウラル山脈周辺(カスピ海の北方)に住んでいたモンゴロイドの遊牧民だったそうな。その文化は現代の食生活にも受け継がれ、グヤーシュを始めとする、ほどよくスパイシーなハンガリー料理は他のヨーロッパ諸国のそれと一線を画したものになりました。今回はアンコールも含め、ヨーロピアンともアジアンともいえないマジャール人のユニークな料理を4品ご紹介しましょう。 |
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期間 2018年1月5日(金)〜3月31日(予定) |
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ハラースレ― ハンガリーは内陸国ですが、古来ドナウ川やティサ川、中欧最大のバラトン湖には多くの漁師がおり、淡水魚を使った様々な料理が生み出されてきました。ここでご紹介するハラースレーは、彼らが漁をしながら食べていた野趣あふれる漁師汁のひとつ。ぶつ切りした数種類の魚を煮込みつつ、コクのある出汁を取り、パプリカで色と香りを加えた体も心も温まるスープです。地域によって様々なバリエーションがありますが、今回はブダペストで食べた濃厚バージョンでどうぞ! |
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ホルトバージパラチンタ ハンガリーの東部に広がるヨーロッパでも有数の大平原。その中に位置するホルトバージ地方の名を冠した田舎料理。それにもかかわらず手が込んでいるなと思ったら、これは1958年、ブリュッセル万博出展に合わせて考案された名前だそうな。しかしながら近年の創作料理ではなく、古くは1930年代のレシピ本にも登場しているとか。その出自こそいまだ謎ですが、今ではちょっと手の込んだ料理を出すレストランの定番的な存在となっています。柔らかく煮込んだチキンフレークをクレープで包み、コクのあるほんのりスパイシーなパプリカソースを添えて頂きます。 |
Sertés pörkölt |
セルテシュペルケルト ハンガリーで単に肉と言ったらポーク。中でも有名なマンガリッツア豚は国宝にまで指定されています。当然、ポークを使った料理は数多あり、セルテシュペルケルトはその代表格と言えるでしょう。パプリカソースでじっくりポークを煮込み、仕上げに繊細なマジョラムの香りを添えたこのシチュー。殆どの料理でパプリカが使われているにもかかわらず、異なる風味のバリエーションが楽しめる典型的な一皿です。お供はこれまたハンガリー名物のノケドリと呼ばれる『パスタ』の一種。これにシチューを絡めて食べれば本場イタリアンも顔負けの美味しさですよ。ものの、 サワークリームを使ったコクのあるソースでビーフを柔らかく煮込む部分は共通していました |
Vasco da Gama & Frankofka |
今回のおすすめワイン フルーティなワインなら・・・
アゼルバイジャン土着品種のブドウを100%使った個性的な辛口の白。 爽やかなシトラスとバルサムの香りに引き込まれつつ、輪郭のしっかりした酸味が広がります。
フルーティかつスモーキーな香りはしっかりしたボディを予感させますが飲み口は軽やか。 |
Grauburgunder & Kulubis Rouge |
今回のおすすめワイン コクのあるワインなら・・・
ビーフシチューのお供さえできる白とは思えない重厚なボディ。香りの変化も複雑です。
力強い凝縮されたボディを感じさせつつも角の取れたスムーズなのど越し。 |
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