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 エチオピア料理特集

旧約聖書の時代まで国史を遡り、アフリカに位置して植民地化を経験せず、 独自の文化を保ち続ける国、エチオピア。 広大な国土と起伏に富んだ地形が織りなす豊かな自然の中、 キリスト教とイスラム教の垣根を超えた約80に及ぶ民族が共存し、多様な文化を育んできました。 今回、僕たちが訪れたのは首都のアディスアベバ。 標高2000m以上の高地に住むアムハラ族の文化を中心にユニークな料理を探していたのです。 その特徴を簡潔に言うなら、バルバレと呼ばれるミックススパイスと、 様々な素材を煮込んで作る発酵バター、ニッターキベの芳醇な香りでしょうか。 深みある東アフリカの料理をこの機会に是非お楽しみ下さい。
期間 2016年7月8日(金)〜9月末日(予定)

Shuro ba Tuna

シュロ バ トゥナ 
                    900円

エチオピア正教では主な祝祭の前に断食(ツォム)を行う習わしがあります。 この間は肉などの動物性たんぱく質が食べられないので、 エリトリアの独立に伴って内陸国となった今でも魚を使った料理が広く食されています。 ツナをレンズ豆のマイルドなワットで煮込んだ シュロ バ トゥナ はその代表。 ニッターキベのマイルドなコクがふわっと広がる滋味深い前菜です。


Doro Wat

ドロワット
                   1400円

ワットとは日常的に食べられている汁気の少ない煮込みの総称。 中でもドロワットは、お祝いの席に欠かせない、最も有名な料理のひとつです。 あめ色になるまで根気よく炒めた玉ねぎの旨み、 バルバレの独特な香りと刺激的な辛さでじっくり煮込まれたチキンと卵、 それを包み込むカッテージチーズのまろやかな味は、 僕たちにとって旅の思い出の一部になりました。 この一言では表現できない複雑さこそ、エチオピアそのものなのかもしれません。

Sga Tibs

スガティブス 
                   1700円

様々な肉と野菜をスパイスと共にソテーしたティブスも、 ワットと並び、アディスアベバのローカル食堂ではお馴染みの一品。 ここでご紹介するスガティブスは、ビーフを使ったリッチなバージョンです。 バルバレと並ぶ辛みを活かしたミックススパイスのミトミタを使い、 暑さを忘れるアフリカの味に仕上がっています。 地元ではこれをつまみながらビールを楽しむ姿をよく見かけました。

 

もし、皆さんに今回のエチオピア料理を楽しみに来ていただけたら、
僕たちからひとつ提案したいことがあります。

ご家族と、恋人と、友だちとエチオピア料理を囲むなら、
腕時計は外し、スマートフォンの電源を切ってカバンにしまい、
目の前の、かけがえのない相手と向き合ってみて下さい。
そして、そのひと時をシェアするのです。

この取材の旅から帰って、永らく悩んでいたのですが、
これが、エチオピアの人々のメッセージを感じる一番の近道なのではないか、
そんな結論に僕たちは至ったのでした。

そういえば、
エチオピアでは食べ物を親しい相手の口に入れてあげる習わしがあります。
(大人の男同士でも!)
皆さんもこの機会にやってみてはいかがでしょうか?

旅の食堂ととら亭
ともこ&えーじ

 

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