<<ボージョレ・ヌーボー解禁日のお知らせ>>
 
2011年のボージョレ・ヌーボー解禁日は、
11月17日(木)です!
 

ポルトガルの取材でブリティッシュエアウェイズを使った時、機内の雑誌に面白い記事がありました。
それはこれまでブリティッシュエアウェイズが実際に運んだ「奇妙な」荷物のこと。
アフリカから運んだサイや、逆にアフリカへ運んだ数万ケースのコンドーム。
UAEからアメリカへ運んだ数百頭の競走馬など。
その中に、フランスから日本へ運んだ数千ケースのボージョレ・ヌーボーがありました。
イギリス人にしてみれば、「なぜ日本人は試飲用ワインをこぞって飲むのか?」
それも、その後に製造される正規の製品には殆ど興味を示さず。
そんなところが「奇妙」なのでしょう。

確かに国内でもこの本末転倒の風潮を苦々しく思っている「ワイン通」の方もいらっしゃるようで。
とまれワインに限らず食の楽しみ方にルールはありません。
ひとつの文化の入り口として味わってみるのも一興でしょう。
っという訳で今年はどうかな?

ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー

去年は今ひとつとの評価もあったボージョレ・ヌーボーですが、
一部の優良な区画から収穫されたぶどうで仕込むボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーは別でした。
ライトボディながらバランスの取れた味わいにノーマルにはない広がりと深みを感じます。
今年はフルボトルの他にグラスでもどうぞ。

フルボトル  ・・・ 3800円
グラス    ・・・  800円

ボージョレ・ヌーボー

さて本来の試飲新酒はこれ。
ボージョレ地区でその年に収穫されたばかりのガメイ種ぶどうで仕込み、鮮やかなルビー色、
新鮮な果実味とほのかに感じる甘さが楽しめます。
ノーマルは飲みきりやすいハーフボトルで揃えました。

ハーフボトル  ・・・ 2400円
 
今年も解禁と同時に飲んでみました、ボージョレ・ヌーボー。
いえ、別にカウントダウンしていた訳ではなく、
単純にディナーの片付けを終えて、
賄いの支度が出来たら午前零時を回っていただけなんですけどね。

え〜、まずはノーマルから。
やっぱり軽くフルーティな香りは新酒ならでは。
色はやや濃いルビー色でピノ・ノワールのよう。
酸味、渋みはしっかりしていても去年のような嫌な後味は残りません。
「ふ〜ん、結構いいじゃない?」がともこ料理長の印象。

で、ヴィラージュ。
さすがワンランク上だけあって、ブラインドテストの結果も明らかに、
「こっちの方が美味しい!」でした。
なるほど酸味の落ち着き方が違いますね。

こういう飲み比べも面白いですよ。
お試しあれ!

 

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